1.
砂浜は修羅場になった。
深海栖艦の屍体バラバラで散らがって、
腰から切られるのは最善の死に方だった。
そのきあれいな切り口から見ると、一撃で切られたと分かっていた。
生き残ったのはひざが曲がっていた白木と倒した天海だった。
天海の腕が不自然な赤色に染められ、皮膚の中で出血していたようだった。
彼のそばに普通な刀があった。
天海が笑った。
「俺はどれ具体気絶した？お前どうやって俺を目覚めさせた。キスだったら殺すぞ」

2．
「ついにここまでたどり着いた」
「失敗したか」
「来世……私たち、また来世あるか」
「さあ……多分あの所に男と女一人ずつしかない」
鎮守府はすでに火に囲まれていた。
白木は大量な爆弾を設置したから。
憲兵が彼らを捕まう前、彼は鎮守府の人を全部解散させて、爆発ボタンを押した。
離れたくないのは加賀だけだった。
最後まで、二人の目線はずっとひとつの方向に集めていた。

3．
深海栖艦が負けた。
戦争はもうすぐ終わるから、人間はもう艦娘が要らなくなった。
瑞鶴とリナはある酒場で天海を出会ったとき、天海はもうクラクラで立てなかった。
「欲張りすぎと思っていいよ、若い時ほど体力が良くないね」
血まみれで気絶した女の子供を抱いている姿じゃないと、瑞鶴は彼の顔を蹴るかもしれなかった。
「もうこんな時になって、またデタラメを言うの」
リナの顔が碁盤のようになった。
黒いのは泥で、
白いのは涙だった。
「なんで二人しかない？金剛は？……クソ……」
天海は酒樽で支えて立った、女の子供を瑞鶴に渡した。
「俺は多分一息しか残っていないから……早く……沙紀……彼女を連れて逃げろ。白木は失敗した。彼と加賀は死んだ。お前の身分を絶対知られるとダメだ……逃げろ」
二人の女の子が去った後、天海は棚から酒を出して、匕首で瓶の口を破った。
「最後は白木と同じ死に方なんで、笑える。爆弾、ガソリンでケーオスを作るなんで、クソ俺がジョーカーと思うかい」
「でも、うまいお酒がそばにあるから、死んでもそんがないだろう」
女の声がドアのところから伝えた。
リナだった。
「俺の話を聞いていないか、逃げると言ったろう」
「それは申し訳ない、追っ手は早くて、瑞鶴も艦装がないから、沙紀を連れて先に行かせた」
「そんなに死にたいの？金剛はお前を生かせたいだろう」
「残念だが生きるべきのは私の方ではない」
「ははは」
天海がもう一瓶の酒を渡した。
「せめて勇気を出させる」リナは少し飲んだ。
「あいつらは入る前飲み干さないと惜しいから、大口で飲め。あいつらが入ると爆発させる」

4．
十六歳の紗紀は目を覚ました。
見知らぬ、天井だった。
はっきり言うと、ここは病棟だった。
真っ白なのは電源、壁、枕、布団。
――安心できる白。
――鬱うな白。
沙紀は好きではなかった。
記憶中で、パパとママはいつも白服を着ていた。
そして彼らは真っ白で去った。
外で呼子と訓練の音がしていた。
まるで十何年前鎮守府のようだった。
鎮守府。
この呼び方はもう何年前から消えた。その戦争が終わったから。
あの時沙紀はまだ四、五歳の子供だった。
はっきりではないが、お姉さんが集まっているところだった。
沙紀は泣こうと思ったが、今はできなかった。
ここは泣く場合ではない、しかも泣かないのは瑞鶴おばさんとの約束だ。
ドアが叩かれた。
沙紀はビックリした。
まだ居場所はわからないから、慌ててはいけなかった。
「どうぞ」
入ったのは白服の男だった。
「目覚めたかい？よし、少し聞かせてもらう」
沙紀は雷撃れたように、
全身がコントロールできなくて震えていた。
「天海おじさん？ですか」

5．
オフィスに二人しかいなかった。
灰色髪の巫女とシャツのボタンを結んでいない兵隊ごろだった。
「俺の番か？じゃ行くぞ。馬は日の字で行く、象は田の字で行く。チェック！フラッシュ！リンシャンカイホウ！よくできた！ロソ！ごめんね、ぶ潰して」
天海と将棋をしていた榛名は悔しかった。
技術が下手だところが、いつもごねって、碁めちゃくちゃに打っていた。
将棋なのに、いつの間にトランプになるかもしれない。
――まだ勉強中だから、楽しむは大事だと天海がそう言った。
「乱暴に碁を打つのは、この榛名は許せない」
「落ち着いて、では外で新鮮な空気を吸いに行こう」
だが、まだ遠く歩いていないのに、鎮守府の近くに多くの足音が聞こえた。
「これはどこのチンピラだ？軍隊ベースの隣で喧嘩するなんで、大胆だ」
天海はそもそも余計なお節介が多い人間だった。
しかし今回巻き込んだ相手は、人間じゃないようだ。

六人の防爆兵士は丸いを囲んで、
黒い鎧と黒い服で、手に刀を持っていた。六人の真中に木が囲まれていた。木の隣に女の子が立っているようだった。
「それはチンピラに見えないね。ねみんな、何をここでしに来たんだ」
返事がなかった。
振り返たのはたっだ一人、しかも兜の黒いガラスにかぶられて、顔が完全に見えなかった。
天海はそもそも余計なお節介が多い人間だった。
そうではないとしても、何人の大男は女の子を囲むなんで実におかしい。
「話を聴いて、冷静にしてください、ここは軍事禁区だから、凶器で喧嘩すると、憲兵や警察が来ると大変だよ……。クソ、ぶっ飛ばすだ」
天海はただ二歩歩いたが、
六人の四人が刀を上げて彼を襲撃した。
榛名の艦装副砲はすでに展開した。ただ売っていなかった。
「あいつらは話を聞かないから、反撃しろ」
天海は拳銃を出して、一番前のやつに三連発を打った。そして右手で腰から軍用匕首を抜いて、兜の首の隙間に刺した。
――他の人は完全に感情的に反応がなかった、ただ彼に向いた。
――その光景が天海をびっくりさせた。
どう見ても人間の反応じゃない。
「……。とりあえず殺す。――なんだこりゃ」
天海は匕首を抜いたら、右手はすぐに匕首を放した。
黒い油のような液体は噴射くして、右腕を丸かぶった。
視覚上気持ち悪いだけれはなく、皮膚についたらすぐに痒くてたまらなかった。
ただし戦闘中にこれだけのほたんが出たら、隣の数人がすぐに刀を上げた。
榛名の副砲はすでに打った。だが天海を当てずに敵を射殺するのは簡単じゃなかった。
三本の刀が天海を切ろうと思ったところ、
甲の大男は消えた。
生きたか死んだかわからなかった。
過程は完全に見えなかった、全てが一瞬で完成したようだった。
その気絶して倒れた女の子と一本の折った刀以外、その人たちの姿は完全に見えなかった。
引いて言うと、先に存在していなかった鉄製のチェーンが出た。
「……一体どういうことだ」天海は下がって、自分の腕を見ていた。
腕についていた黒いものは外せないようで、強いかゆみは汗をいっぱい出させた。
「提督、先何を見たか」
「何も見えなかったよ。微妙だ……とりあえずこの子を鎮守府に連れて」
天海はまだ苦しかった。

6．
「おかしいね、まだ三十歳過ぎていないのに、なんでおじさんになったか、しかもあなたとあったことがある」
天海の腕に包帯が巻かた。
腕は最小から痒くてたまらなかった。勇気を出して黒いところの小さい部分をナイフで切ったが、痒みが軽減するところが、切られて痛みも増えた。
医務室で緊急処置したら、ようやく軽減した。
しかし同時にまだいいニュースか悪いニュースか分からない情報が届いた。
その油のような液体とあの折った刀に深海栖艦の身体組織と重ねている部分がある。
彼に対して何か影響があるか、明石の話によると、これはとてもいい臨床観察のケースだ。
――つまり誰も知らなかった。
「姉さん……大丈夫かい」天海が、「あなたはおれちの近くに倒れた、その追っ手なんだ？今のところ全部俺がぶっ飛ばした……まあ一応俺が」
天海の話がまだ終わっていないが、沙紀はベットから飛んだ。
「天海おじさん……なんでいつもそんなことをするの」
「お願いだからなんで俺を見たらおじさんってよぶの」

天海は軽ぐ右腕の包帯を触って。なぜかというと、今はどんな反応をするかわからなかったから。
「なんでいつも自分の体を大事にしないの」
沙紀の声はすこし震えていた。
「整理しよう、今日あったばっかりですね？その言い方、なんか何回あったようだ」
沙紀は下がった。
「なんで……まさか……私は成功した？今の時代私はまだ生まれていないの」
「もうこんなところで、お前は本当に精神病がある、あるいは本当に何か秘密がある」天海が、「ちゃんと話そう。妙なものはこの間結構あっていたから。でもゆっくり話して、俺はバカだから、少しずつ理解しないといけない」
沙紀を連れて病棟からオフィスにに行った、天海はドアを開いた。
「何を飲む？酒とお茶自分で選べ、俺はもちろん酒で痛みを抑えるだ」

7．
結局沙紀は瑞鶴の手を掴めなかった。
東京で住むところを決めたあと、瑞鶴の体調は日々悪くなった。
家計を維持するために、沙紀はいくつかのバイトをやっていた。
その件に対して、瑞鶴は最初に反対だった。
もし政府に沙紀の身分がバレたら、彼女にとって危ないことだった。
だが一年無事に過ごしたから、彼女も文句なくなった。
沙紀は瑞鶴にいい先生を見つけたと思ったが、実際にできなかった。
瑞鶴の状況は完全に救えなかったからだ。
――鎮守府のようにガソリンと金属が豊富と違って、人間の食物で生きるなんで、艦娘に対して慢性自殺と同然だった。
その仕組みは完全にわからなく彼女は、見るしかなかった。
筋肉はどんどん消えて、
自慢なる視覚も悪くなった。
だとしても、彼女もいつも笑顔していた。
落ち込んだら、加賀のやつに笑われてしまうね。と瑞鶴が思った。

そのあとのある日、突然瑞鶴は海辺に行きたいと言った。
しかし四肢はほぼ動けなかった。
彼女を連れ出すために、沙紀は色々苦労した。
彼女はずっと覚えている、あの夜。
呉町と呼ばれる場所、二人で堤で横になって、変化のない波の音を聞きていた。
「海の味だ……は、いつも懐かしい」瑞鶴は目を閉じて、「あの時……翔鶴姉、兄さん、賢治がいて……あいつらはいつも喧嘩して。あなたのお父さんとお母さん。。」
「ん」
沙紀は涙を我慢した。
「簡単に泣かないで、沙紀」瑞鶴が言った「泣いてもいいですが……何も解決できないでしょう」
沙紀は頷いた。
「機会があれば……親に会えばよかったね。ここ数年……彼女たちに会えなくて、静かすぎで、慣れないね」

日が水平線から飛び出した時、沙紀は呼吸がない瑞鶴を海に沈んだ。
瑞鶴の姿が水面から消えるまで、一人で海辺に立っていた。

8．
」ごめんごめん」天海は醜くて鼻水を拭き取った」俺……感動しやすいから」
彼は顔を拭いた。
「大丈夫です」沙紀は「あなたは私のヒーロです」
「いやいやいや、まだ何もしていないのに。それは八年後の俺だとしても、少しだけをやっていた」と天海が言った。「ダメだ、この物語はマジで……沙紀とはバリーエレンかそれともトランクス？ちょっと考えを整理させて」
「天海は自分でウイスキーを入れて、一気に飲んだ」
「すっきりした」展開は口を拭いた。「ということで、一応真実を言っているとしましょう、じゃどうやって時間を越えてここに来たか？まさかその十数年のうち技術はそこまで躍進したと」
「確かにその技術がありますが……それでこるわけじゃないです」
「なに」

9．
あの朝、沙紀はただ目的地なしに走っていた。
最後の親族は離れて、今何をすればいいかわからなかった。
瑞鶴は死ぬ前に自分の親に会いたいといったが、最後はおそらく希望だけだった。
時間を越えて、過去に戻れる技術が開発されたという噂があったが、明らかに自分に関係なかった。
更に、政府は歴史が変えられることを防止するため、わざとシキューリティチームを作った。
だから――
沙紀は気がついたら、周りに霧で囲囲まれた。
「――今の世界は真実だと思っているか」
遠くから男の声がした。
沙紀は歯をかんだ。
「どうでもいいだ」
「まあいい。ではこの世界の真実を知りたいか――ちなみに、前は地獄だ」
「今より悪い状況はない」
「よし――ではこの悲しみと苦痛を覚えとく、忘れるな。ついてこい」
沙紀は周りに見て、人影もなかった。
「あなたはどこだ」
「前に向いて、両側に見るな。会いたいものはチェーンの向こうにある」
沙紀はためらわずに第一歩を踏み出した。
涙を我慢して一歩ずつ前へ進んでいた。
「見えない。あんたは誰」
「私は磨鎖鬼、深海磨鎖鬼。フネの鎖を磨くモノ――もうすぐつくだ。あいつらも追いかけそうだから。また会う」
「待って」
霧は消えた。
沙紀は森しか見えなかった。
深海磨鎖鬼。お父さんが生きていたとき深海栖艦の呼び方のようだ。
そして――

10．
「あなたは気絶して、そして俺はあなたを持ち帰った」天海はため息をした。「磨鎖鬼って、その言い方がないね、しかも男？深海たちは人を殺さずに逆に手伝う……。聞いたことがない」
「いいよ、おじいさん、最初からさ後まで姿が見えなかったから」
「そうね。今日は次々と変なものが来たから。あなたを囲む連中の所属はどこ」
「分からない、多分政府の人だ――そなると、あれは噂じゃない」
「時間を越える能力がある以上、あいつらは何をさくらんでいるか」
「聞いただけですが、1930頃に戻って、太平洋戦争を止めるためだ。そうしたら、深海栖艦も。。」
沙紀は止まった。
天海は絶望的に顔をかぶった。
「じいさんはどうした」
「大丈夫だ」天海はため息をした。「ただ、単純に、もう何年過ぎたのに、あの愛国者たちはまったく頭動かないね」
「なんで」
「明日また新しいモンスクが出るかもしれない……ごめん間違った」天海は頭を振って、「東条英機、近衛文磨、石原莞爾……彼らを殺せばどうなる？天皇を殺せばどうなる？正直言うと、戦争の間殺されるのは烈士と呼ばれる」
沙紀は顎を支えて天海を見ていた。
「だからさ……あの時はもうそんないにまずいから、彼らは多分解決法を試しているだけた」
「当たり前だ。あのバカ野郎はお前らを彼らと同じレベルに引いて、そしてあいつらの豊富の経験でお前をぶっ飛ばす」天海が言った。「野郎、もしクズを一人二人殺せば戦争を止めるなら……そんないいことはなんで俺が会えないだろう」

11．
硬い鉄製の門以外、鎮守府の禁足室はホテルの部屋のようだった。
戦艦栖姫は壁について座っていた。
だが今回はようやく服装を着用した。
門の音がした。
天海は皿を二つ持ってきた。
「鋼の板丼です、どうぞごゆっくり」
戦艦栖姫は彼を見つめて、直接スプンを持った。
天海も勝手に食べた。
もちろん、カレーを。
「心配いらない、中に真実薬がないから、俺はスネイプのような製薬能力がない」
二人とも相手の空いていた皿を見つめていた。
「問に来るじゃないだ、ただ確認とお借りにするんだ」
天海の手に布で被った刃の末端が出た。
あの日の衝突で持ち帰ったものだ。
天海は彼女の目の前に来て、軽く彼女の手を持ち上げた。
意外なことに、彼女は完全に抵抗しなかった。
手が刃に割れても平気のようだった。
「失礼します」
天海は試験管を出して、血液を少しずつ回収した。
戦艦栖姫はまた何の反応がなかった。

大きな音で、実験室の的は散らがっていた。
天海も反動力で倒れた。
「まあ、使えるは使えるが、相性が悪いな」
天海は連装砲を卸して、手を振っていた。
そばの夕張はボードでたくさんのデータを記録した。
「何を考えていますか、私たちの主砲は人間の体で自由に使えるもんか」
「だから主砲限らなければいいんだね」
天海は机に置いていた二本の試験管を覗いた。
戦艦栖姫の血と悪堕刀の油状体液。
あの日天海の手が汚染されたあと、一般人が持てない重い主砲は意外に持てる。
もちろん、持てるとしても使えるとは言えない。
初めての実験で46cmの主砲で試さなかった良かった、とありがたく思った。
じゃないと倒れるだけではなく、おそらく肉餡になって間宮に送れるだろう。
深海栖艦の血を体内に注射する考え方もあったが、不明な血液を注射すれば不明な触手の化物になる恐れもあるからやめた。
にしても、艦装というものは熱武器しかないというルールもなかった。

12．
天海は一番嫌いなものの一つは、多分デザートだった。
多分昔前線にいたとき兵糧のチョコレートは不味すぎだったからだ。
濃度が高すぎの飴はいつも自分の少年時代と戻れない家を思い出させる。
ですので、目の前の男っぽいはあずき羊羹の抹茶アイスを食べている姿を見て、胃袋から吐き気がした。
だが、解決方法は止まらずビールを飲むだけだった。
「あ……うまい」最上はスプンを舐めて、「提督のご要件は」
「デザートを奢るだけでダメ」
「な訳無いだろう、提督ケチだから」
「俺のことをずっとこういうふうに見ているの」
「冗談だよ」
「ふざけるな、俺の心は弱いよ」天海が「要件がないとは……あの……お前の師匠が保存しているあれなんだ。。」
「日向師匠？あ、あれなら……自分で言えばいいじゃない」
「そんな簡単か」
「うん、思った以上簡単だよ」
「じゃお前を信じる。デザートを食べたら考えもスッキリしたから」
「提督ひどい」最上は怒った。
「冗談だよ」天海はビールを置いて、笑顔した。

13．
「剣道の試合じゃない、単純に格闘だ、ルールを守らないって言うな」
運動場で天海は空手で剣を持っている里奈と戦っている最中だった。
「今日はまたなんのこと」里奈は一歩下げて、大上段の構えをした。
「あとある艦娘と試合するから……まず練習する」
「それ聞いた、そして？また何か隠れている？素直に言って、日向でしょう」
「そう、ついてに盛り上がらせる。俺は赴任してからずっと落ち込んでいるから」天海は一歩踏み出して、里奈の腕を掴もうとしたが、ミスした。

提督は日向と勝負するのは、鎮守府で爆発なニュースになった。
見物する人の数は前のカレー大会に負けないほど多かった。
「マイクチェック１、２。問題なし」
「解説担当はまた我々鎮守府のアイドル那珂ちゃんです！うん……裁判のレーカさんは選手たちをどう思っていますか」
「おい、私は食堂でカレーを作っているものだけだ、なんで私をやらせますか」
「もっと近づいて……青葉はきっと最新な情報を手に入れるのだ」
「そんな早く走るな！記者と一緒に練習したことがあるの」天海はスポーツスーツを着て、遠くないの団子頭に手を振った。「那珂ちゃん、こい」
「どうした？提督」
「次の話は、解説としてちゃんと覚えとけ。機会あれば暗記して。言い出せば、俺の勝ち目が高いぞ」
「大丈夫」
「いいか、ちゃんと覚えといて：よし、今日向は剣を抜いた！日向は提督をぶっ倒す気がしている、まるで簡単だ！ほら、提督は今完全に動く勇気がない、武器さえない……あら完全にフラッグ立てないよ、どうやって立つか、クソあたしはプロー解説だ。プロはこんな状況もわからないだと？剣対空手、体力が優位でどうやって負ける？顔を切っても勝つ、足を切っても勝つから、早く攻めて、まわるだけじゃないよ、回るだけじゃ解説できないよ」
天海はいつの間にフラッグを手に入れた。
「嫌だ、これは完全に解説がいうべきじゃない」
「ほら、全然プロじゃないじゃないか。受けたのにまたやめる？まあいいよ、フラッグの神に祈るのは何よりだ」

14．
旗が舞いて、
太鼓が叩かれて、
爆竹が爆発して、
人が賑やかだった。
それは観客席の光景だった。
機会があれば、天海は上の言葉を叫んたかった。
でも全然機会なかった。
軍校から学んだ対人格闘技はその女武士に全然効かなかった。
原因は力の差でしかなかった。
日向は挑戦状受けたときまだ嫌だったが、
今の状況で、天海をその場で殺すようだった。

顔、
腕、
体、
日向は容赦なく天海を殴っていた。
彼女は完全に外と関連をつけなくなかった。
自分が人間にとけ込めなかった。
姉妹艦の伊勢は人間のおろかで深海で沈んだ。
「勝てば、どっちでも好きにして。じゃないと斬艦刀をくれ」
それは天海と彼女の賭け金だった。
平日あまり練習しなくても、天海に負けるわけがない。
事実もそうだった。

横切り、膝をまがってギリギリ避けた。
歪む斬り、相手の両手で構えた。
直入刺さる、木剣を掴んで後ろに引いて、
天海の体がちらがっていたと思った。
昔白木、里奈と戦う時そんなに痛くなかった。
艦娘は一体何者だ知らなかった、知りたくもなかった。
知るのは力の差が大きすぎだった。
だが相手には人性がある。
それで弱点はなかった。

…………
伊勢はもう死んだ。
どうやって死んだか、天海は知らなかった。
多分大破の状態で前任のコマンダーに好き勝手に出撃と命じされた。
結局折った剣だけが日向に残した。
だが、沈むはおかしくなかった。
提督の油断か上からの命令か、大破で出撃するのは常にあることだった。
前の日死んだ提督のようだった。
天海は彼のことが知らなかったが、名前さえ知らなかった、ただリナは一度話したことがあった、あだ名は爽さんとか。
昔指揮に誤って大破で出撃して、手下の千代田はサモン海域で犠牲した。
その後彼はおかしくなった。
いつも千代田の幻影を見ていて、結局拳銃を自分の口に入れて、自殺した。
天海はその気持が十分理解してるふりをしたくなかった、船が沈んだ提督に対しても、姉妹が失った艦娘に対しても。
でもどんな原因でも、自分の手下の女の子がそんなふうになりたくなかった。
…………

一回攻撃。
一回反撃。
一回ブロック。
一回防御。
チャンスは一回しかなかった。
相手の破綻が現れたチャンスだった。
両方の速度はほぼ一緒で、それは自分の利点だった。
日向は大上段の姿勢をして、上から切った。
それは天海は待っているチャンスだった。
両手で目の前挟んで、木剣を手に固定した。
だがそれは彼の目的じゃなかった。
勢いで迅速に重心を下げて、相手の力がなくなるとき地面を押して、日向の股の下で通した。
そして立ち上がって、振り返って、右手は日向の首に切った。
同時に彼も日向に腕でぶ飛ばされた。
「あなたの負けた、提督」
「ぺぺぺ」天海が立って、口の中の砂を吐いた。
裁判員の調理娘は鐘を叩いて、
「勝負はつけました。提督の勝ちだ」
「ありえない！まだ力が残っている、提督」日向は早く天海に近づいた。
天海は口を拭いた。
「お前はためらった。もし俺の手は刀としたら、お前はもう死んでいた」
日向はもちろん天海の話しが分かっていた。
彼女も確かに天海は恥なしに股の下を通すという技をみんなの前で使うのを予想できなかった。
剣道の試合でそれをする人はいなかった、確かに油断した。
深海栖艦は白兵戦の時でもそんな襲撃をしないのに、しかも一般的に砲戦で済ませる。
そして一つの問題を気づいた。
「提督は本当に勝負の規則を教えましたか」
「それは、もちろんない」
「じゃ続いてもルール違反じゃないね」
「ちょっと腹減ったから、力がない」
「ふざけるの」
「部屋から出て見る、笑うべきだと思うだけだ」天海は観客席に指した。
日向はちゃんと見えていた。
あの子達はまだ笑っていた。
それは世のことが知らないじゃなかった。
彼女もお別れを経験したことがないじゃない。
「余計な話しはもういらない、俺は説教はできないから」天海は日向の肩を叩いて、「伊勢は今のお前の姿を見たくないなんで言わないけど、俺は彼女じゃないから、彼女の代わりになにも言わない、自分で考えなきゃいけないだ」

15.
今日は日差しがなかった。
天海は刀を身につけて、一人で廃棄されたドックのタワー・クレーンでタバコを吸ってた。
「よくやったね、日向を説得できて。でも今度は好き勝手に呼び出さないで、いそがしいから」
天海は振り返って、視線に入ったのは私服を着ている白木だった。
「残業、残業、残業、お前いつ残業しない？ハゲ！仕事で妻を無視したら、まあいいから、お前の妻はいつもお前と一緒に残業している」天海が、「お前のこの状態で、海辺で焼肉を誘うって思っているか」
「じゃ直接言えよ」
「びっくりするなよ」
白木は聞いている時ずっと横目で天海を見ていた。
「漫画を見すぎじゃない」
「いやいや、あの子はお前と加賀とそっくりだ、これ見て」
天海は刀を抜き出した。
奇妙な紋が彫られている以外、普通の刀と変わらなかった。
「後半は伊勢の斬艦刀で、前半は前の日拾ったもの。一つに溶け合って身を守るにした」
「深海栖艦の怨霊と違うか」白木は顎を支えて、「そして歴史を変えろうだって？しかも俺の娘と自称する人が」
「信じられないがわかるが、俺に会ったらおじさんと呼ばれてビックリした」天海は刀を収めて、「っていうか怖くないこれ？何年のうち俺たち全部死んでしまうとは」
「これは予想内だ。俺はその道に踏む可能性が高いと思っている」
「そうだ。まだ忘れないだ」天海が、「あの時賢治のやつ…………あの大将を殺して姿が消えたときそう考えているだろう」
「そう」白木が、「翔鶴は軍部のやつに連れられたあと…………艦娘は一体なんなのかまず置いといて、それはさすがに……。。」
「わかる、もう言わないで」天海は白木のそばに歩いて、声を抑えた、「内部に気をつけろ」
「待って」白木は天海の肩を押して、「何か聞こえた」
「なに」
「これ」
白木はポケットから手榴弾を持って、安全せんを抜いて力入れて水に投げた。
しぶきが上がる同時に、黒髪の女が水から出した。
「深海潜水艦？」
天海は走って迅速に水面に飛んで、居合で切った。
刃に不祥な血の色が光っていた。
潜水艦は右肩から左胸まで切られた。
一秒後、鮮血は海面で拡散した。
白木は自分の目を信じられなかった。
天海はそのままで水面で立っていた。
「それはどういうことだ」
「知らん、最初艦装を使えるようになった、そしてこの刀に強化されて……ふ。。」天海は辛く呼吸した。「これだけじゃない……レーダーの情報を調べろ……TSU二匹とリ級二匹……ふ……女の子たちを呼ばなくていい、まだ五分が必要から……俺は対応する」

16．
刀は天海の右手から離れた一瞬で、血の光も消えた。
「この怨霊に何かいい……深海栖艦の血液で作った刀……俺の血行はこれに影響されて多分問題があった」天海が、「タバコはシャツのポケットにあるから、火を貸して」
「こんな傷でタバコをやめよう」白木は天海の手を検査して、「皮膚下出血」
「そう、もうちょっとで血が出るそう」天海が、「これは血をエネルギーとしているようだ、吸血しないとすこし鋭い刀しかないだ」
「……。。お前のような人は見たことない」
「はは、親は深海に殺されて、友達も身を守れない、自分も屍体残さず死ぬから、なんとか何をやらなければ、今は沙紀たちの歴史かわからないだけどな」と天海が言った。
「お前はさ」
「ちょうどいいから、加賀と俺のところに行って、子供は親のことを思っているから」

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