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2 第二話 宝石箱 | 姫様奴隷拘束記

2025-03-02 15:24 p站小说 7280 ℃
それからは城を抜け出すたびに、姫はその少年と会うようになった。
気が付けば、城にいるときも、少年の顔や見たこともない星空に
思いを巡らせるようになっていた。
一度だけ忙しそうな父を捕まえて、星空の話を伝えたことがあったが
父はおもちゃをねだる子供をたしなめるように

「もうじき成人式典があるのを忘れたのか。
それが落ち着くまで待て。今は難しい時期なのだ」

そう繰り返すばかりだった。
その言葉の意味するところは姫にもわかっていた。
成人式典が終われば、ようやく父の加護を離れて一人前の扱いになる。
そうすれば王都から外に出ることを許されて
他の国へ行くことさえもできるようになるのだ。
それが王家の者のしきたりだった。

しかしある日、それまで待てない理由ができてしまった。
もうじきこの街を去ることになる、そう少年が言ったのだ。
流浪の旅だから、どこに行くかはその時の機運、風まかせの旅だとも言った。
姫はそれがすごく悲しくて、一度だけ、どうしても。どうしても最後に。
少年と星空を見たかった。
そうして迷っているうちに、少年が街を出ていく日がついに決まってしまう。
とうとう姫は父に内緒のまま、星を見るために
王都の外で少年と落ち合う約束をしたのだった。

そして約束の夜が来る。
みなが寝静まったあと姫は自分の寝室をこっそりと抜け出すことにした。
生まれてから一度も、そんなことをしたことはなかったのに。

寝室には寝着とドレス、それと街に出るときに着ている簡素な服がいくつかあった。
姫は最初、いつもの服を着ようとしたが、
悩んだすえに、一番身軽に見えるドレスを選んだ。
ひだ飾りや刺繍飾りがふんだんにあしらわれた上品なものだが
スカートは膝下までしかなくて動きやすそうだった。
ただ花のように広がった布地が木々にからまらないかが心配だった。

そっと部屋の扉を開けて廊下を確認してみると、
いつも姫に小言を言う衛兵達はいない。
まさか姫が夜中に部屋を抜け出すとは、思ってもいないのだろう。
姫は城から抜け出すときに使ってる通路ではなく、
王家の者だけが知っている秘密の地下道へと向かった。

薄暗い地下への階段を一歩一歩降りていると、なんだか急に怖くなってきた。
街の外に出てはならない。何かとてつもなく恐ろしいものが
待ちかまえているような感覚に襲われて、姫は寝室に戻りたくなった。
しかし少年の顔が頭に浮かぶ。

大丈夫、大丈夫よ。だいたいお父様はいつまでも私を子供扱いしすぎなのよ。
自分だってもう大人なんだから。それに、しきたりだって・・
少しだけよ、少しだけ街の外に出るくらい。それくらいなら。それに・・

姫は身に着けている黄金の腕輪をぎゅと握りしめる。
それはいざという時のために身に着けている、
加護の力を持つ2つの腕輪と片耳だけの耳飾りだった。
それらには王家にのみに許された秘術の力が込められている。
街の外には狼などがいて、危険があるのは確かだが
その力があれば、自分と少年を守ることはできるだろう。

どうか、使わずにすみますように。

姫はそう祈った。もしそれを使えば即座に自分の居場所が
庇護者である父に伝わるようになっているからだ。

言いつけを破ったどころか、夜中に城を抜け出したことが
父にバレたら、こってり絞られるかもしれない。
それどころか、しきたりを破ったことを厳しく咎められて
久しぶりに仕置き部屋にいれられるかも・・。
姫は身震いした。

かつて、街のごろつきや、野放しにされた狂犬、
そうした者から危険な目にあわされていた民や子供を助けるために
姫は何度かそれを使ったことがあった。
そうすると、父は必ず使った理由を姫に問い正し、
その説明に納得したあと、よくやったと頭を撫でてくれた。
力を民を虐げるために使ってはならない。
その戒めを忘れないように、それらは王の悪行にちなんで
暴君の腕輪、孤独の耳飾りと名付けられていた。

少年の顔を思い浮かべ、姫は階段を降りていた。
子供の頃に父に教えられた秘密の通路は、万が一の時に
街から脱出するためのもので、長い地下道を通って王都の外へと繋がっている。
そこを通れば誰にも見つかることなく街の外へ出ることができるが
地下牢の近くにあるその場所に、姫はほとんど来たことがない。

そのあたりには小鬼妖精がいるからだ。
初めてその姿を見て以来、姫は彼らがとても苦手だった。
恐ろしい目に、ぬめぬめとした肌、子供のような大きさしかなく
腕力はないが、陰虐な力を持っており、捕らえた獲物を
生かさず殺さず、いたぶる術に長けているのだ。

王家の者の言葉には決して逆らわない忠実なしもべだったが
獲物には容赦がなかった。彼らは古い盟約に従って
父が生まれるよりもずっと前からこの城の地下に住み着いているという。

罪を犯して地下牢に入れられ、鎖につながれたまま
残酷な小鬼妖精に必死に許しを乞う自分の姿。
そんな事を想像して、悪夢を見て目が覚め
恐ろしくて眠れなくなったこともあった。

姫は彼らに見つからないように静かにそこを通り抜けると、
地下通路のさらに奥、隠された入り口に辿り着いた。
王家の危機のために用意された通路を、
私的な理由で使うことに罪悪感を覚える。

「悪い子のもとには小鬼妖精がやってきて、さらっていくぞ。」

子供の頃に自分を躾けるために父が言っていた脅し文句が
なぜか頭の中に浮かんできた。
姫は父に教わった方法で、そっと扉を開けた。



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「社交界にでもいくつもりなのかい!?」

少年は姫の恰好を見るなり驚いて言った。
姫は一番身軽なドレスを選んだつもりだったが、
少年にとっては、とても野山にいくような恰好に見えなかったのだろう。
姫は赤くなりながら、これしか無かったと言い張ったが
なぜか、嘘だと少年には見抜かれてるらしかった。

しばらくした後、二人は小高い丘を登っていた。
道沿いには所々にホタルゴケが生えていて少し明るい。
旅人が夜道をはずれることがないように街道沿いに植えられると
姫は本で読んだことがあった。星見にいく人のためなのか
点々とした光は丘の上へと向かって、一本の光の道を描き出している。

誰もが寝静まるこの時間、あたりに人はいなかった。
少年はしっかりと足場をたしかめながら登っていく。
姫は草木に引っかからないようにしながら少年の後をついていった。
その顔には黒い布が巻かれ、瞳は目隠しをするように覆われていた。
それは丘の上につくまで星空を見なくてすむ、少年のおまじないだった。

「昔、親父に教えてもらったんだ。下の方から少しだけ見えるだろ?」

丘に登る前、少年はそう言ってポケットから黒い布を取り出し
姫の瞳にそっと被せた。
たしかに目線の下側にわずかな隙間があり、足元が見える。
姫が小さくうなずいたので、少年はその布を頭の後ろで固く結んだ。
姫は突然のことに驚いて何か言おうとしたが
少年がその手を取ったのを感じると、口を閉じてうつむいた。

そして、少年がゆっくりと姫の手を引きはじめる。
その手を握りしめて、彼の足跡に自分の足を重ねるようにして姫は歩き出した。
時おり木々の間から梟や虫の声がする以外は
草木を踏みしめる音、二人の息遣い、早くなった鼓動だけが胸に響いていた。
姫は自分の鼓動を押さえるかのように、服の裾をぎゅっと握りしめていた。

判刻ほど経っただろうか、少年が脚を止めた。
足元もずいぶんとなだらかになった感触がする。
少年は姫に目を閉じたまま上を向くように言い、その目隠しを静かに解いていった。
ゆっくりと目を開けると、見たこともない光景が広がっていた。
それがいつも城から見上げている夜空と同じとは思えなかった。

輝きが隙間なく天に散りばめられ、光は七色のカーテンのように波うちながら、
地平の果てまで続く大河となって空を埋めつくしていた。
今にも落ちてきそうな光の奔流に圧倒されて、姫はその場にへたり込む。
まさに少年の言うとおりだった。それは姫が今まで見てきたどんなものよりも美しかった。

「なんてこと・・。」

姫は言葉を失っていた。
こんな時のために、詩を習い、歌を勉強したはずなのに
何ひとつ声にはならず、ただ空を見上げているしかなかった。
少年は姫のそんな様子にとても嬉しそうだった。

「そんな顔を見れるなんてさ、こっちが嬉しくなるよ。」

草の上に座り込んだまま茫然としている姫の横に
少年はゆっくりと腰を降ろすと、同じように空を見上げた。

「よく思うんだよ。慌て者の神様が宝石箱をばら撒いたみたいだなって」

少年はそう言って笑顔を浮かべた。
姫はその言葉に目をまん丸にして驚いたあと、声を出して笑い出した。

「な、な、なにがおかしいんだよ!」

少年が少し口をとがらせて言ったので
姫は慌てて手をふりながら答えた。

「あははは。ご、ごめんなさい、だってそれ
 私が言わなきゃいけない言葉だなぁって、そう思って。
 すごく驚いちゃったの。」

そう言ったあと、姫はもう一度、夜空を眺めた。

「でも本当に・・・・・・・そのとおりね。」

少し肌寒い風があたりを通り抜け、草木を撫でる音がする。
そうして二人でしばらくの間、星空を眺めていた。

ふと街の方を見ると、その輝きはずいぶんと小さかった。

星には手が届きそうな気がするのに。

自分がその光の籠の中で、ずっと過ごしてきたのだと思うと
姫は不思議な感じがした。

父のいいつけを破ってしまったけれど、やっぱり来てよかった。

姫は髪をかきあげ、隣で空を見上げている少年の横顔を見た。

きっと今日が彼と会う最後の日になる。
彼は次の安息日が来るよりも前に、どこか知らないところへと旅立っていく。
私はもうじき成人式典を終えて、父をしっかりと支えなければならない。
そしてやがて、まだ見ぬ貴族の青年を夫として選ぶことになる。
それでも私は、この星空と彼の顔を決して忘れないのだろう。

こみあげてくるものを少年に悟られまいとしたのか、
姫はいきおいよく立ち上がり、手をあげて大きく伸びをした。
そして夜風にあたるふりをして、少年から少し距離をとる。
そうやって自分の気持ちを振り切ろうとしたのかもしれない。

その時だった。

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